“「学力」の経済学”を読んでみた
話題になっているとのことで“「学力」の経済学”を読んでみた。
読みたいと思い図書館で検索してみると、何と20人待ち・・・。
中古を探してみても案外安くなっていない。
本って読みたいと思った時に読まないと意味がないと思っているので、結局近くの書店で定価購入した。
非常に興味深い内容で、巷の教育評論家が読んだら激しく反論しそうな内容もあった。
子供と学力に関係する様々なことが、実験(検証)され数値化されているので、わかりやすく説得力があったので夫にも読むようにすすめた。文部科学省もアクティブラーニングに力を入れると言っているなら、科学的根拠のあるデータを参考にしてほしいものだ。
海外での実験データが多かったが、日本で大規模な実験が実現しない理由も書かれており、こういった書籍が話題になって今後国内での研究が進むことを願う。
随分と前になるが、百マス計算で有名な陰山秀男さんの講演を聴いたことを思い出した。
陰山氏は子供の学力と生活環境についての検証データを元にいろいろと話をされ、この時も「数値化されたものはわかりやすくていいな」と思った記憶がある。
そして、
親は子供に対して「生きていく力」を身につけてほしいと願っている。それは自立するということもあるが、今の日本では「学力」も「生きていく力」に含まれる。というようなことをおっしゃっていた。
夫婦の脳みそは中の中の上くらい、特別教育熱心というわけではない我が家だが、子供が学力を気にする年齢になってきて注意していることは、
・小学生の間は勉強に対して苦手意識を持たせない。
・世の中のしくみや社会の出来事について興味を引くような会話を心がける。
ということくらい。
家庭学習については、低学年のうちに習慣づけないと後が大変と聞いていたので、どうにかこうにかやっている。
でもどんな実験や検証の結果が出たとしても、子供達の根っこにある「家庭」の大切さは変わらないと思うので、安易な情報に左右されずに芯のある子育てをしていきたいと思った。