クラウドソーシングに関するセミナーに参加した感想
先日クラウドソーシングに関するセミナーに参加した。
市が主催のもので、クラウドワークスという会社のスタッフの方の話を聞くものだった。
すでに家で仕事をしている為、参加するかどうかギリギリまで迷ったが、今後の業務拡大(?)の参考なるかと思い参加した。
思っていたより盛況でほぼ満席。参加者も30代くらいの女性からリタイア後の男性まで、様々だった。
話の内容としてはクラウドワークスという会社が目指すもの。ネットが可能にした新しい働き方の説明と今現在の利用者の声といったところだった。
実はこのクラウドワークス、在宅になってすぐに登録はしたものの、私のスキルでできる仕事はコンペ形式のものが多く、お金をもらえるかどうかわからないような仕事をする時間的な余裕がなかったので、手つかずのままになっていた。
現在は仕事を依頼する側の登録企業も、受ける側もどんどん増えているらしく、聞いていると昔の公募みたいだなと思った。(キャッチコピーを考えるとか、商品名を考えるとかがあったので)
すごく収穫があった訳ではないが、まあ行ってよかったかなという感じ。
しかし、メリットばかり並べ過ぎかなとは思った。
在宅でそれなりに利益を上げるのはそんなに楽ではない。
特化したスキルがあるなら月数十万円とかも夢ではないけれど、誰でもできる仕事は単価が低いので、主婦が家計のために数万円稼ぐならパートのほうが断然効率がよい。
紹介されていたシニアの利用者は、60代半ばだったがSEとして働いた経験を生かしてスマホのアプリ開発で収入を得たというものだった。1つのアプリを開発して数十万円を稼いだらしいが、結局それがずっと続く訳ではない。
単発の仕事で信頼関係を築き、気に入ってもらえれば継続した受注につながることもあるらしいが、一体利用者の全体の何割程度なのか。在宅とはいえ個人事業主であり自営業であるため、それゆえの面倒くさい諸々もある。年金・保険・税金もそこそこの金額になるし、定年はないが仕事が安定してあるという保証もない。
場所や年齢を問わない働き方といえば聞こえがいいが、そればかりではないということを少しくらいセミナーの中で語ってほしかった。
とはいえ、フリーランスの履歴書的な役割をはたしてくれるというのはいいかなと思う。登録したまま放置していたが、時間があればコンペに挑戦してもいいかな。
腰の重いアラフォーなのでボチボチいきます。